2018年弁護士登録(東京弁護士会)
・離婚事件を含む一般民事事件を専門とする法律事務所にて勤務
・一般の方々の法律リテラシーを向上させるため、法律実務を解説するメディアを多数運営。
・悪徳業者に騙されないための防衛術を指南するため、本サイトを運営。
「パートナーの浮気を調査したいが、どこに頼めばいいかわからない」
「高額な料金を請求されたり、騙されたりしないか不安……」
探偵や興信所を探す際、多くの人がこのような不安を抱えます。探偵業界は普段馴染みがない分、料金体系や調査内容が見えにくく、残念ながらトラブルが起きやすいのも事実です。
しかし、正しい選び方を知っていれば、**「裁判で勝てる証拠」を「適正な価格」**で手に入れることは可能です。
この記事では、初めて探偵に依頼する人が絶対に知っておくべき**「信頼できる探偵事務所の選び方」と「危険な業者の見抜き方」**を徹底解説します。
まず最初に確認すべきは、その業者が法律を守って営業しているかです。
日本で探偵業を営むには、公安委員会(警察)への届け出が義務付けられています。まともな探偵事務所であれば、以下の対応を必ず行っています。
⚠️ 注意:
ホームページに番号がない、あるいは事務所に行っても証明書が見当たらない場合は、無許可営業(モグリ)の可能性があります。絶対に依頼してはいけません。
探偵とのトラブルで最も多いのが「料金」に関することです。まずは主要な3つの料金システムを理解し、自分の状況に合ったプランを選びましょう。
| 料金プラン | 特徴 | 向いているケース | 注意点 |
| 時間制料金 (稼働型) | 「調査員1名×1時間×時間数」で計算。使った分だけ支払う。 | 「金曜の19時~22時」など、怪しい日時が特定できている場合。 | 調査が長引くと割高になる。経費が別請求の場合が多い。 |
| パック料金 (定額制) | 20時間、30時間などまとまった時間を先買いする。 | 相手の行動パターンが読めず、腰を据えて調査したい場合。 | 時間が余っても返金されないケースがある。 |
| 成功報酬制 | 着手金+成功報酬。証拠が撮れた時だけ報酬を支払う。 | とにかく結果(証拠)重視の場合。 | **「何をもって成功とするか」**の定義が曖昧だとトラブルになりやすい。 |
「成功報酬だから安心」と思いがちですが、ここが一番トラブルになりやすいポイントです。契約前に以下の**「成功の定義」**を必ず確認してください。
B社やC社の定義で契約してしまうと、「裁判で使える証拠(肉体関係の証明)」がないのに高額な報酬を支払うことになります。
相談時やホームページに以下のような特徴があれば、契約を見送ることをおすすめします。
調査に絶対はありません。相手が警戒して動かないこともあれば、予期せぬトラブルもあります。「絶対」「100%」という言葉を軽々しく使う業者は、誇大広告の可能性が高いです。
「近くの喫茶店で会いましょう」と言い続け、事務所へ招き入れない業者は要注意です。実態がない、あるいは事務所が極端に粗末で信用できない可能性があります。必ず一度は事務所を訪問してください。
「今すぐ契約しないと手遅れになる」「今日サインすれば半額にする」など、考える時間を与えずに契約を迫る業者は危険です。優良な探偵社は、一旦持ち帰って検討することを快く承諾してくれます。
無料相談(面談)に行った際は、以下の質問を投げかけてみてください。誠実な回答が返ってくるかが判断の分かれ目です。
探偵選びで最も大切なのは、**「裁判で勝てる(相手に言い逃れさせない)証拠」**を確実に掴むことです。
「料金が安いから」という理由だけで選んだ結果、写真がボケていて証拠にならなかったり、調査がバレて相手が警戒し、二度と証拠が撮れなくなったりしては本末転倒です。
【失敗しないための3ステップ】
あなたの未来を守るための重要な調査です。焦らず、納得できるパートナーを見つけてください。